







四日市市のY様より、ホームページ経由で「雨漏りがするので至急見て欲しい」とのお電話をいただき現地に赴きました。
Y様邸は比較的新しい住宅街の角地にかまえられた立派なお宅でした。
お伺いすると、敷地内にあるガレージが雨漏りするため相談したく電話したとのこと。
拝見するとこれまた立派なガレージで、屋上がテラスになって防水施工がされていました。
一見、問題なさそうに思えましたが、真ん中あたりの防水シートがめくれている。
聞くと、雨漏りがするのでどこから漏れているのか自分で切り開いてみたとのこと。
残念ながら雨漏りはこれくらいの範囲を見ただけでは浸水箇所は特定できません。
時期的にもそろそろ補修が必要であり、今回は防水をすべてやり換えることになりました。
まずは薬品を使い、古い防水層を撤去します。
しかしこれが一筋縄ではいかない、なかなか難儀な作業なんです。
炎天下のもと、べたべたにふやけた防水層を手作業で掻き落としてはがしていきます。
流れ落ちる汗を拭くことも出来ないなかで黙々と作業を続けます。
剥がした防水層は土嚢袋4.5袋になりました。
そのあとさらに念入りに下地を補修、調整します。
じつはこの作業をどれだけ丁寧に行うかで、防水効果の持ちが変わってきます。
完成してスグには違いはわかりませんが、ここが防水職人の腕の見せ所です。
安い値段で請け負い、工事が終わったら後は知らない、などというプロとしての風上にも置けない業者とは仕事の根本が違います。
しっかりした下地を完成させ、やっと防水施工を行います。
まずは塩化ビニル製の防水シートを全面に敷き詰め、固定していきます。
コーナーや仕舞、端などの処理は念には念を入れて固定します。
ココがいちばん弱いからです。
勾配を計算して抜気塔を取付け、ウレタンゴム製のトップコートを2回塗りして完成となります。
Y様には暑い中、いろいろとお気遣いをいただき、まことにありがとう御座いました。
今後とも末長いお付き合いをいただければ幸いです。