ご存じの通り?、私は外壁塗装業者です。
自分の属している業界の悪口を書くのはとても心苦しいのですが、事実、下記のようなことが耳に入って参ります。
この中には、私どもが頂いたご忠告も含まれております。
今は真摯に反省し、二度とこのような声を頂かないよう肝に銘じております。
自らへの戒めも込めて・・・。
・・・塗色の打ち合わせ時にはよく日本塗料工業会が製造販売しているJPMA色見本帳なる細長いカードの束で打ち合わせを行うことが多いと思います。
しかし、この小さな色見本と実際に塗る大きな壁面のイメージとは大きくかけ離れたものとなります。
多くは色見本より2~3段階ほど実際の完成色は明るく感じます。
これは色が変わるわけではなく、また、業者が色を間違えたわけでもありません。
人間の目に入る情報として小さな色見本と、大きな壁面とは受ける刺激が違うために起こる現象です。
私たち専門家はまずそのことをお客様にお伝えして、色を選んで頂かなくてはいけません。
そうしなければ、上記のようなトラブルに繋がります。
ケーペックではもう一歩進んで、コンピュータによる塗色シミュレーションシステムを早々に導入して、間違いの無い塗色選びをサポートしています。
・・・塗装工事にまつわる近隣様への配慮が必要な事項は種々あります。
最初の鬼門は着工当日、朝早くから何台ものトラックや作業車が集結して、むさ苦しい(?)男たちが何人も家を取り囲んでいるという状況です。
着工初日は営業担当にはじまり、足場架設班、塗装工事班、などの部署から多くて6~7人入ります。
特に大きいのが足場の材料を運ぶ3トントラックでしょう。
大量の足場材を運び入れるため、出来るだけ物件の近くに置き、スムーズに材をおろす必要があるため、ご迷惑をおかけすることも有ろうかと存じます。
そのあと、足場を立てていきますが、その際に、足場の部材をかみ合わせるため、金槌で部材を叩く必要があります。そのときに「カンカンカン」と音がいたします。これも比較的甲高い音ですので気にされる方は気になります。
また、足場の設置スペースの関係で、お隣の敷地に掛かってしまうことがあります。
その際には事前に土地の所有者の方に承認を頂く必要が有ります。
よっぽどの大きな現場でない限り、一般住宅の足場架設でしたら、通常は午前中で完了します。
次の鬼門が高圧洗浄時の水の飛び散りです。
天気の良い日などは早めに洗濯物を干して見えるご家庭もみえますが、当日は風の向きによっては比較的離れたお宅の軒先にもしぶきが届いてしまう事もあります。
塗りにはいると今度は塗料の臭いに注意が必要です。
特に小さなお子様のみえるお宅がご近所にあると、気にされる方が多いようです。
このころになると音も車の出入りも落ち着いてきますのでご近所様もご安心いただけると思います。
しかし、工法によっては塗料の飛び散りが発生し、周囲の車や家財に塗料が飛んでしまう事が有るかもしれません。
そんな恐れのあるときには事前に周囲の車をすっぽりと覆うビニールカバーを掛けさせて頂いたり、養生シートを被せたりします。
やっと塗装工事が完了して施主様に検収を頂いたあと、足場を解体しますが、その時も初日と同じく、トラックと数人の人とカンカンカンという音が有りますのでご承知置き下さい。
以上のように塗装工事ではご近所にご迷惑をおかけする可能性のある作業は決まっています。
着工前のご挨拶回りと、日々の気遣いでほとんどの場合、回避できるものです。
しかし、万が一、苦情が寄せられるようなことがございましたら、ケーペックまでご連絡下さい。
誠心誠意、解決に努力して参ります。
・・・事前の調査で建物の状態を精査してその補修を盛り込んだ見積もりを提出させて頂いておりますが、足場を架けてよくよく見るとあちらこちらに問題点を発見してしまう事はよくあります。
特に、瓦のズレ、割れ、過度の劣化やベランダの防水、雨樋の異常などは見落としがちです。
特に雨樋などはこの機会に修理をしないと、再度足場を架けて工事すれば、雨樋工事よりも高額な足場架設代金を請求されかねません。
ケーペックではこのようなことの無いように徹底した事前調査を行い、なぜそれが必要なのかをご理解頂いた上で、必要なものは必要とはっきり提示させて頂きます。
○その他のトラブル
当社ではあり得ませんが他にも次のようなトラブルを聞きます。
タバコをふかしながらの作業。
見えない場所(屋根など)の手抜き。
駐車マナーの悪さ
工程を勝手に変える
施主の都合を聞いてくれない
足場を組んだとたんに態度が横柄になる
塗り残し、塗料の飛びはね。
連絡なしに作業が休みになる。
タバコ、空き缶のポイ捨て
破損 etc・・・。