住宅外壁の塗装とは少し離れますが、皆さんはどのような車にお乗りでしょうか?
国産、外車、普通車、セダン、SUV、軽自動車。
日本や世界では色々な車が町を走っています。
そんな世界中の様々な気候、風土、環境の中で、しかもしばしば風速何十メートルという風雨にさらされている車の塗装。
実は家の塗料と材質はそんなに変わるものではありません。
もちろん車と家とは素地が違いますのでプライマーなどの下塗りは工法から違いますが、基本は同じです。
ではなぜ、今の車はあんなに色が安定しているのでしょう。
それは塗装の最終工程が違うからです。
車の塗装には最終的にクリア層を形成して色に深みを出すと同時に、色落ちや経年変化の防止をしています。
特に最近のクリア塗料は紫外線カットの成分が含まれているので十年を超えても綺麗な発色を保つことが出来るのです。
それならば、家の塗装にも最終段階でクリアを塗れば永く綺麗なままでいられるのかというと・・・。
その通りです。
通常では上塗り塗装で工事終了となりますが、トップコートを施すことで、格段に家の保護性能はアップします。
しかも最新のクリア塗料には防汚性能を強化した製品も数多く出ています。
これならば折角塗り直したお宅もその効果を永く保つことが出来、塗り替えサイクルの長期化を実現できます。
ただし、一回分の工程が増えますので追加の料金が発生するのは否めません。
全体の工事費用の中の数パーセントアップをどうとらえるかはお客様の価値観次第です。
しかし今後はこの「ハウスコーティング」という工法を新しい価値として広く認められる事と思います。
(S)