塗装用語集

索引 
         

ア行

合い見積もり: あいみつもり
数社から見積りをとって検討し、その中から発注業者を決めること。
メリット : 競争させることで見積り金額の抑制につながる。比較検討が出来る。
デメリット : 過度の競争は手抜き工事の元になることがある。発注者が相場等、ある程度の知識を持ち合わせないと、迷うだけで混乱の原因になる場合がある。

悪臭防止法
規制地域内の工事や事業所の生産活動に伴って発生する悪臭について、必要な規制をする事で生活環境を守り、住民の健康を保護する事を目的とする。

亜鉛鋼板、亜鉛引き鋼板: あえんこうはん、あえんびきこうはん
屋根材などに用いる薄い(十分の数ミリ)鋼板に亜鉛鍍金処理をしたもの。

障泥板: あおりいた
トタン、平板スレート葺きなど屋根の棟と棟との取合わせ部分に打ちつける厚板(12mm程度)。「長押し」ともいう。

赤錆: あかさび
金属は水との反応で鉄と酸素が結合し酸化鉄になります。
自然状態では三酸化鉄となり赤い色をしています。これが赤錆といわれるものです。
黒色の酸化鉄は五酸化鉄で黒錆といわれ、安定しており酸化は進みません。それに比べて三酸化鉄は不安定で、さらに酸化が侵食が進みます。

上がり框: あがりかまち
玄関、勝手口など床の出入り口の端部に設け、床板の見切と保護をするための縁木をいう。

灰汁洗い: あくあらい
柱、床板、壁、建具など木部の汚れやアクを還元剤溶液で洗い落とす事。

アクリル樹脂: あくりるじゅし
透明性の高い合成樹脂で、アクリルガラスや繊維、塗料としても使われる。合成樹脂塗料に多く使用される樹脂の一つ。

アクリル樹脂塗料: あくりるじゅしとりょう
無色透明、保色性、耐水性、耐候性に優れている。エマルジョン塗料や変性樹脂塗料として利用されている。

アクリルシリコン樹脂塗料
フッ素樹脂塗料とともに超耐候性塗料と称され、フッ素樹脂に非常に近い耐久性を持ちながらも、コストパフォーマンスの良さが評価されています。

アクリルリシン: あくりるりしん
アクリル樹脂エマルジョンペイントに骨材を配合して砂壁状の模様を造る、吹き付け材。
ローラー塗装用のものはアクリルローラーリシンとして区別されている。左官仕上げのタイプもある。

上げ裏: あげうら
下から見上げたときに見える建物の部位。玄関ポーチ、庇などの裏側や軒裏(軒天)をいう。

朝顔

: あさがお
足場の跳ねだして架設された部分をいう。通行人を資材や工具などの落下物の予防用に傘状に架設する足場。道路側、出入り口付近に設置する。

浅割れ(チェッキング)

: あさわれ(ちぇっきんぐ)
塗膜のひび割れの一種で、上塗り部分の割れで比較的浅いもの。さらに亀裂が進んだものを深われという。

亜酸化鉛錆止めペイント

: あさんかえんさびどめぺいんと
JIS K 5623で規定された防錆(錆止め)塗料。乾性油系(1種)、ワニス系(2種)とに分けられている。
塗膜は硬く、適度な柔軟性もある。
防錆性にも優れ、鉛丹錆止めペイントより乾燥も速い。
ゲル化しやすいので現場調合形が多用される。既調合形もあり。
  
橋梁、車両など鉄鋼材の防錆塗料として広く用いられている。

足付け

: あしづけ
塗料の付着力向上のため、被塗物の表面に凹凸をつけ表面積を広げるため研磨すること。
サンドペーパー、粗目のコンパウンドなどを用いて行う。「目粗し」ともいう。

足場
工事を行なう場合の仮設作業床、従業員の通路などの目的で構成された木製足場、鋼製足場、枠組み足場などの仮設物です。
その構成により本足場、一側足場、吊足場などの形式があります。

足場むら

: あしばむら
足場の位置によって出来る塗膜のむら。足場作業での塗装しにくい箇所(布枠付近など)での吹き付け角度、距離を一定に保ち、均一な塗膜を造ることが重要。

アスファルトシングル

: あすふぁるとしんぐる
フェルトにアスファルトをコーティングし着色骨材を付着させたものでアメリカでは一般的に多用されている屋根材。

アスファルト防水
アスファルトルーフィングやストレッチルーフィングを高熱で溶融しアスファルを塗布しながら数層張り重ねて施工して防水層とする工法で、熱工法ともいいます。

アスベスト

: あすべすと
石綿(珪酸マグネシウムを主成分)。発ガン物質としてその取り扱いには十分な注意と対策が必要。建築には色々な建材に含まれている。

油研ぎ

: あぶらとぎ
研削方法の一つ。無縁ガソリン、ミネラルスピリットなどを研削材料につけて研削する方法。塗膜が耐揮発油性であること。吸湿性のある被塗物に対して行われる。

亜麻仁油
アマの種子から得られる乾性油。リノレン酸・リノール酸・オレイン酸などの不飽和脂肪酸を主成分として含む混合グリセリド。塗料・リノリウム・印刷インク・油布・軟石鹸(なんせつけん)などの原料とする。

雨押さえ

: あまおさえ
外壁と開口部の枠との取合せ部に設ける、雨水の浸水を防ぐためのもの。

雨仕舞い

: あまじまい
建物に雨水が浸入しないよう処置をすること。水切りを設置したりコーキングでシーリングしたりすること。

アミノアルキド樹脂塗料

: あみのあるきどじゅしとりょう
合成樹脂塗料の一種。メラミンなどアミノ樹脂とアルキド樹脂を配合したもので、二液形と加熱形の二種類がある。木製品、ミシン、冷蔵庫などに使用されている。

アリゲターリング

: ありげたーりんぐ
下塗りまで届かない浅い割れで、かなり広い多角形(ワニ皮状を含む)や不定形な塗膜の割れをいう。

アルカリ止め剤

: あるかりどめざい
モルタル面、コンクリート面はアルカリ性が大きく、塗膜のアルカリ障害を防ぐため十分な養生期間をとるかアルカリ止め剤を塗布したから塗装する。
塩化ビニル、ラテックス、アクリル系のシーラーが使用される。

アルキッド樹脂塗料(フタル酸樹脂塗料)

: あるきっどじゅしとりょう(ふたるさんじゅしとりょう)
無水フタル酸とグリセリンの縮合によってできる合成樹脂、アルキッド樹脂を主成分として調合された塗料。合成樹脂塗料の中では最も使用されている。

RC
鉄筋コンクリート造りのこと。

アルミニウムペイント

: あるみにゅうむぺいんと
非反応型特殊樹脂ワニスにアルミニウムの微粉末をブレンドしたもの。
亜酸化鉛さび止めペイント「ズボイド」との組み合わせ塗装仕様は、鉄骨構造物、石油タンク、化学プラント配管などの塗装仕様として、 世界的な評価を受けた「大日本塗料(株)」の傑作です。

アンダーコート

: あんだーこーと
主材を塗布するための下塗り材。
吸い込みの激しいものには吸い込み止めの、付着の相性の悪いものには接着剤の役目として用います。
シーラー、フィラー、プライマーなどの総称。

安全ネット
水平養生ネットとも呼ばれ、開口部や作業床端などで、作業者の墜落災害防止のために水平に張り使用します

アンローダ制御

: あんろーだーせいぎょ
空気圧縮機(エアコンプレッサー)の圧力制御用として使用する装置。
手動式と自動式がある。自動式は、空気タンク内の圧力が設定以上になると自動アンローダーが働き、吸込弁を開放状態にしてコンプレッサーは空運転となる。
タンク内の圧力が低下すると自動アンローダの働きが停止し、再び圧縮を始める。
この働きによって空気タンクの空気圧は、ほぼ一定に保たれる。

筏張り

: いかだばり
床板などを張る場合、張り合わせ位置をずらして張る方法。

イソシアネート化合物

: いそしあねーとかごうぶつ
イソシアネート基(-N=C=O)を持つ化合物。アルコール類やアミン類などの活性水素を含む化合物と反応する。ウレタン塗料の硬化剤として用いられている。

糸引き

: いとひき
溶剤の蒸発が早すぎたり、高粘度の場合にガンのノズルから塗料が糸状になって吹きつけられること。

犬走り

: いぬばしり
塀と側溝との間の平らな部分。犬が好んで歩く場所の意味でついた呼び名。塀の下側に竹で作ったもので犬よけ用の構築物を指して言うこともある。

入り隅

: いりすみ
壁と床の境目や壁と壁との合わさり目で窪んだ(凹)ところ。反対語→出隅。

色足

: いろあし
塗料の調色で使用される言葉。
顔料の濃い色(上色)を白色塗料で薄めると、同色でもその顔料によって色相、彩度、明度に違いが出てくる。
これを上色に対して底色(色足)と呼んでいる。淡彩色の調色では、顔料の原色が持つ「色足」を知っておくことが重要になる。

色押さえ

: いろおさえ
主に木部の塗装で用いられる用語。
木部のクリヤー塗装仕上げの際、着色材が上塗りの塗料によってブリードしないように、また着色の色斑を防ぐために上塗り塗装の前に一層塗ることを言う。

色境

: いろざかい
違う色または異種の塗料を仕切って塗り分ける場合の境目。

色違い

: いろちがい
色が同一でない事。製造ロットが違うときは塗り継ぎ場所を考慮したり、混合してぼかして使用する。

色の分離

: いろのぶんり
塗料欠陥の一つ。貯蔵、保管中に塗料の中に混合されている顔料が、個々の色に分かれる現象。

色むら(斑)

: いろむら
塗材の欠陥、塗装の欠陥の一つ。
上塗り塗装をしたとき塗膜の表面に色の異なる部分が出来る現象。塗膜成分の分解、変質などが原因。

色分かれ

: いろわかれ
塗膜欠陥の一つ。塗膜を形成する過程(造膜過程)で顔料の凝集、浮きなどが原因で色が不均一になり色むらになる現象。
原因
混合された顔料の比重に著しい差がある。
顔料の展色剤への分散が不十分。
溶剤の使用量が多すぎたり、蒸発が遅いとき。

インシュレーションボード

: いんしゅれーしょんぼーど
断熱材や吸音材として使用される繊維板。

インターロッキングブロック

: いんたーろっきんぐぶろっく
広場や歩道などに使用されるコンクリート製の塗装用ブロック。

隠ぺい力

: いんぺいりょく
塗膜が色むらが無く、下地を覆い隠す能力のことで、「塗料の隠ぺい力」といわれる。
一般的に、白など淡彩色の塗料は隠ぺい力が小さいため、一回塗りでは色斑が出来、二回以上の塗り重ねが必要。
黒などの濃彩色は、隠ぺい力が大きいので、一回塗りでも色斑が無く仕上げられる。塗料の隠ぺい力が大きい、小さいと表現される。

ウールローラー

: うーるろーらー
筒に繊維毛を植毛したローラー塗装用の工具。ローラー刷毛、ローラーブラシともいう。毛丈の長さによって短毛、中毛、長毛ローラーなど呼ばれている。 塗料の種類、下地の種類、仕上げの程度に応じて選択する。塗料の多様化にあわせて色々な塗料に適合させたものがある。ローラー塗装は刷毛塗りに比べて それほどの熟練は必要としない。吹き付け塗装に比較して塗料の飛散も少なく、環境にやさしい工法として外壁など広い塗面の現地塗装では多用されている。 ウーローラーは刷毛メーカー「大塚刷毛製造社」の製品名で、特性ウーロン繊維を使用したローラーカバーです。

ウェザーメーター

: うぇざーめーたー
促進耐候性試験機。人工的に発生させた紫外線を照射し、外装材の耐候性を評価する試験装置。紫外線の発生方法により色々な機種がある。

ウォッシュコート

: うぉっしゅこーと
捨て塗りとも言われ、木部塗装の素地調整のあと、目止めをするために塗る透明塗料のこと。
ウォッシュコートの役割
木質繊維が塗料にょって固められる。
けば、さか目、導管みぞ内の木粉などを塗料で固化する。
木材の樹脂分を押える。
着色の色を押える。
目止めの際に生じる色むら、色のぼけを防ぐ。
次工程の塗料の吸い込み止めと付着力を向上させる。
目止め材や塗料の溶剤を木材に浸透しにくくする。
ウォッシュコートの種類
ウォッシュコートとして使用される主な塗料は、セラックニス、ラッカー系ウッドシーラー、ポリウレタン樹脂系やアミノアルキド樹脂系のウッドシーラーなどがある。 次工程の中塗り、上塗りと同系統の塗料を選ぶことが、付着不良などの塗膜欠陥を防ぐ上で大切である。ポリウレタン樹脂系ウッドシーラーは広く使用されており 例外である。
ウォッシュコートの使用時に高粘度で厚塗りになると、木材への浸透が悪くなり、着色時の「色むら」の原因になる。フォードカップ4号で10秒位がよいとされている。

ウォッシュプライマー

: うぉっしゅぷらいまー
金属の表面処理と防錆塗膜の形成を同時に行う下塗り塗料。エッチングプライマーともいう。

ウォーターガード

: うぉーたーがーど
高圧洗浄機による水洗い作業で、洗浄水の周囲への飛散を抑えるためのもの。「ウォーターガード」は精和産業(株)が販売しているプラスチック製の商品名。

浮き
タイルとモルタルの境界面、モルタルとコンクリート構造体の境界面、または、仕上げモルタルとコンクリート構造体の境界面の接着不良が原因となり、隙間が生じ、部分的に分離した状態です。剥離(はくり)ともいいます。

請負契約

: うけおいけいやく
塗り替え工事の場合は、工期、請負金額、支払い方法などを取り決め契約すること。見積書などにその内容が記載されていれば口頭による約束でも契約は成立する。 請負業者は見込みより材料が多く必要となったり、人件費が余分に必要となっても、約束(契約)事項は自己責任で果たさなければならないのが請負契約。

うすめ液

: うすめえき
塗料を使用するときに刷毛塗り、スプレー塗装などに適するよう塗料の粘ちゅう度を調整するためにもの。塗料に指定されたものを使用しなければいけない。 シンナー又は希釈剤とも呼ばれている。

内断熱工法

: うちだんねつこうほう
断熱層を建物の構造体の内側に施工する方法。

打放し
コンクリートを打ち込んだままの面を仕上げ面とすること。無機質な感触が好まれ、商業ビルやマンション、個人住宅にまで広く取り入れられています。

打放しコンクリート
コンクリート面にタイル、モルタルなどの仕上げを施さず、型枠の木目などを残した表面をそのまま仕上げとする。

内防水

: うちぼうすい
地下壁の内側に防水施工をする防水工法。

打ち増し

: うちまし
シーリング改修工事において既存のシーリングを撤去せず、その上からシーリング材を打ち足すこと。「追い撃ち」ともいう。

ウッドシーラー

: うっどしーらー
木材のクリヤー塗装の下地用として使用される。木部専用のシーラーをいい、ウォッシュコートともいわれる。
ウッドシーラーの役割
目止めのとき素地の汚れを防ぐ。
木目をきれいに浮き立たせる。
上塗りの吸い込み止め。

ウレタン樹脂塗料

: うれたんじゅしとりょう
イソシアネートとポリオールを使用直前に混合して塗装する二液型塗料。耐薬品性や耐久性もよく、特に木製品との相性が非常に良い。 いろいろな分野で多用されている。一液型の変性ウレタン樹脂もあるが耐久性は落ちる。

打ち継ぎ

: うちつぎ
時期を違えてコンクリートを打つ時に出来るコンクリート同士の継ぎ目のこと。目地を入れるなどの対策をしないと縁切れによるひび割れが生ずる。

漆液

: うるしえき
漆の木は日本をはじめ、主に東南アジアを中心に分布し、その産地名から日本漆、中国漆、インド漆などと呼ばれている。中国漆が多く生産されている。
生漆(漆の木から採取したままのもの)を撹拌しながら加熱し水分を除外し、濃縮したものを精製漆(クロメ漆)といい、濃褐色をしている。1等品から5等品まで 品質は区分されている。
乾燥塗膜は硬く、耐水性、耐酸性、電気絶縁性に優れている。下地用、電気絶縁用、耐熱性用、漆器用塗料として使用されている。

漆塗料

: うるしとりょう
漆液とその代用品として使用されるカシュー樹脂塗料(単にカシュー塗料ともいわれる)を漆塗料として分類されている。

上塗り
塗装工事や防水工事などで、仕上げ面として最後に塗りつける層、または塗りつけることを上塗りといいます。

ウレタン防水
ポリウレタン系の防水材で、主に塗膜防水やシート防水に用いられます。 エフロレッセンス ひび割れに雨水などが浸入してコンクリート内の水酸化石灰が、加水分解して水酸化カルシウムを発生させて、コンクリートの劣化を促進させる現象です。
白色物質がコンクリートの亀裂部分やタイル張りの目地部分から外へ流れ出し結晶化しています。白華現象ともいいます。

エポキシ樹脂注入工法
モルタルやコンクリートの床、壁、天井など浮きや亀裂など部分に、エポキシ樹脂(接着剤や塗料に用いられる合成樹脂)を注入して補修する工法です。

OP
油性ペイントのことだが、最近は合成樹脂調合ペイントが主流になっている。

カ行

かき落とし
塗り壁仕上げの一種。モルタルで下塗りしたうえ寒水石などとセメントを混合したものを塗り、未硬化の状態の時にかき落して表面を粗面にした仕上げ。

架設
かけわたすこと。橋や電線などを設備すること。

カーテンウォール
張壁の一種。建築物において構造上の耐力を負担しない非耐力型の総称で、おおむね外周壁のこと。 また現場で積み上げるブロック壁などと区別するため、工場で前もって制作された部材で構成する非耐力の外周壁とも定義される。

顔料
細かな円体粒子で一般に水その他の溶剤に溶けず、薄層に塗布した際、壁面を隠ぺいすると共に色彩を付与する性質がある。

脚立
足場をかけて作業するほどでない場合に用いるはしご。

クラック
クラックには構造クラックとヘアークラックがあります。処理の方法は、町家の一戸建の場合はビル等の鉄筋コンクリートと違い、外壁の構造がラス地の上にモルタルをコテ等で厚さ1cm~2cm程度に塗りつけているので、Uカット工法が出来ません。
(ラス地を切断する可能性があるため)

クレーター
噴火口のこと。転じて吹付けタイルの模様の一種で、噴火口の大小が分布しているような仕上げをいう。初期のセメント系複層吹付け材で全盛であったが、最近は少ない。

軽量コンクリート
軽石、石炭がらなどを骨材に用い、おもに重量軽減のためにつくられた気乾比重2.0以下のコンクリート。

化粧合板
表面に着色、印刷、塗装を施した合板。

打放しコンクリート
コンクリート面にタイル、モルタルなどの仕上げを施さず、型枠の木目などを残した表面をそのまま仕上げとする。

欠損
タイルやモルタルが部分に欠けた状態です。原因は凍害、熱膨張、機械的原因(物が衝突するなど)などです。落下につながるので注意が必要です。

結露現象
冬季、暖房を切った後などに、建物内壁に起こる現象で、その位置の湿り空気が露点以下になった時に空気中の水蒸気は液体となる。これを結露という。従って、結露には表面結露と内部結露がある。

ゲル化
ゲル=コロイド状。溶液の蒸発、冷却または化学変化などによって、ゼリー状の半固体ないし固体になることをいう。

ケレン
れんがや瓦、型枠などに付着したモルタルを削りとること。さらに床、天井、壁などの表面に付着する異物を除去することもいう。塗装工事ではさび落としや旧塗膜の除去など下地調整することをいう。

高圧洗浄
排水管を清掃する方法で、高圧水をホース先端のノズルからジェット噴射により、管内に付着している汚物を剥離し排出する洗浄方法です。又、塗装工事においては塗り替え塗装の下地調整において、劣化膜の軽度のケレンや付着汚れの洗浄に応用されています。

合成ゴム
天然ゴムに対して、人工的に生成した相似性のゴム。有機化合物の重合を利用して作られる。ブタヂエン系ゴム、クロロプレン系ゴム、オレフィン系ゴムなどがある。

コーキング材
現在、シーリング材と同意に使われている。
サッシ、カーテンウォール、目地などの充填材で、合成樹脂のものが多い。
コーキング材の種類(シーリング材)
 ・アクリルコーキング(エマルジョンタイプ)…金属に不適
 ・ウレタンコーキング(水性・油性)
 ・ポリサルファイドコーキング
 ・シリコンコーキング…塗装に不適
 ・油性コーキング
 ・ブチルコーキング 等がある

腰壁
窓台から下方の床までの間の壁、すなわち腰の部分にある壁。

骨材
モルタル、コンクリートの成分となる砂、砂利などの総称。5mmふるいを重量90%以上通過するものを細骨材といい、90%以上とどまるものをあら骨材という。

コンクリート
砂と砂利とセメントを練り合わせたもの。モルタルより圧縮強度は大きい。

サ行

下地
塗装を行おうとする面で、すでに塗膜が存在する面のことをいいます。

下地調整
下地の乾燥、汚れ、付着物の除去、穴埋め、吸い込み止めやアルカリ止めなどのためにシーラーを塗るなど、施工に適するよう下地をあらかじめ整えることをいいます。

下塗り
塗装工事、防水工事などで上塗りの接着力を増し、または上塗りの補強として塗られる下地塗り材のことです。

シーラー
施工において下地の吸い込み防止、生地固め、あく止めの目的に使用される下塗り材で、旧下地と新しい塗料との密着性を高めます。

シリコン樹脂
けい素(シリコン)を主成分とする合成樹脂で、接着剤などの原料となる。

シーリング
外壁や開口部(窓・ドアなど)まわりの目地などの隙間に、風雨による雨水などの浸透を避けるために、防水を主な目的として充填されます。

スラブ
鉄筋コンクリートの床。

スレート
屋根葺き材料などに用いるもので、天然のものは粘板岩が圧力を受けて変質したもの。人工的には石綿スレートなどがる。

素地
塗装する金属、木部、コンクリートなどの面をさします。塗装工事以外では一般に下地といいます。

タ行

タ行

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