鉄筋コンクリートを長持ちさせる塗料を開発|塗装業界ニュース20110927

竹中工務店(社長:竹中統一)と東亞合成(社長:橋本太)(=アロンアルファで有名ですね。)は、業界で初めて炭酸ガスを遮断できる塗装システム「アクリセプト工法」を開発しました。新築,リニューアル問わず、本工法を採用することにより、従来の塗装と比べて鉄筋コンクリート建物の構造体保護効果を向上できます。
鉄筋コンクリートは、内部に炭酸ガスが侵入していくことで、内部の鉄筋は腐食しやすくなり、構造体としての性能が低下します。本工法を適用することで、薄い塗膜で、炭酸ガスを遮断して鉄筋の腐食を防ぐことが可能です。
建物の外壁塗装は、①コンクリートとの付着性を確保する「下塗り」、②膜厚を保ち塗膜の耐久性を確保する「中塗り」、③耐侯性・意匠性を高める「上塗り」の3層で構成されており、開発した工法は、業界で初めて②「中塗り」に炭酸ガス遮断性を付与しています。
中性化抑制試験により、中性化が10倍以上抑制されており、鉄筋防食効果を発揮することを確認しました。

※「アクリセプト」は東亞合成株式会社の商標です。

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また、本工法を適用して鉄筋コンクリート建物の構造体部分を長寿命化することで、建物のメンテナンス費用を抑え、ライフサイクルコスト(LCC)の低減に寄与します。

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開発した塗装工法のコスト削減効果
1回目の塗替(12年目)で3%コスト削減
2回目の塗替(24年目)で9%コスト削減
3回目の塗替(36年目)で23%コスト削減
今後、竹中工務店は、設計・施工する新築,リニューアルの鉄筋コンクリート造の物件に広く適用して、サステナブル社会の構築に貢献していきます。

【特徴】
1.
鉄筋コンクリート造を守る
アクリセプト工法は、炭酸ガスを遮断することでコンクリートの中性化による鉄筋の腐食を高度に抑制することができます。
2.
一般的な塗装工法での施工が可能
アクリセプト工法は、ローラー,刷毛,吹付け塗りといった従来の一般的な方法で施工できます。本工法に必要な施工日数は、2~3日です。
3.
汚れにくく、長く美観を保つ
アクリセプト工法は、塗装表面に汚れが付着しにくく、塗膜が高耐久性であるため、美観を10~15年と長期にわたり保持できます。
【概要】
アクリセプト工法は、ナノテクノロジーとポリマー製造技術の融合による特殊塗膜層を有します。特殊塗膜層内に、炭酸ガスの侵入を抑制するためにナノレベルでシート状鉱物を積層させた結果、塗膜厚が約0.2㎜と薄膜でありながら、中性化による鉄筋腐食抑制機能を発揮します。さらに、特殊塗膜層の上塗りに、様々な色のカラーコートを施すことができます。

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●鉄筋コンクリートの中性化
建物を構成する鉄筋コンクリート造は、鉄筋が一定の厚みのコンクリートに保護されているため、一般的に約50年の耐用年数を有します。一般的にアルカリ性を保っていれば、健全な状態にあります。しかし、コンクリート内に空気中の炭酸ガスが徐々に侵入することで、コンクリートがアルカリ性を失います。この現象が中性化と呼ばれ、避けられない自然現象です。中性化が進行すると、コンクリート内部の鉄筋が腐食し易くなり、コンクリートの建物は健全性を失うおそれがあります。

竹中工務店ニュースより。

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