なぜ、屋根を塗るのでしょうか?
屋根は外壁に比べても太陽からの紫外線や雨風のダメージをまともに受けます。
そのためその素材はかなりの耐久性が要求されます。
耐久性や、台風などの強風を考えれば伝統的な日本瓦などの方が強いことは確かです。
しかし阪神大震災のとき、重い日本瓦で倒壊した家屋が多かったため、軽量なスレート系平板瓦(カラーベスト、コロニアル)が多く使用されています。
ところがこの瓦の材料は表面の塗装が劣化すると瓦自体に水が浸透しもろくなったり、汚れや有機物が沈着してそこにコケや藻が付着して雨水の流れを遮り雨漏りの原因となってしまいます。
しかもカラーベスト、コロニアルの一部には補強材としてアスベスト(石綿)を使用したものもあり、色落ちすると劣化が加速しアスベストの飛散が憂慮されます。
定期的に塗り替えることでアスベストの飛散を防止し、屋根の耐久性も維持でき将来的に費用の負担を軽減できます。